寝る時に取る姿勢で最も最適なのはどれ?
寝る時に、どのような姿勢で寝ているでしょうか?
仰向け、うつ伏せ、右向き、左向き、それぞれ好みや習慣があると思いますが、実はそれぞれにメリットとデメリットがあります。
■仰向け
仰向けで寝るというのは、実は一番自然体でいいのです。
良い寝姿勢の基本は、直立の状態をそのまま横にすることですから、仰向けは最も寝姿勢に適していると言えるでしょう。
ただし、重力によって舌が落ち込むため、いびきを誘発する可能性が高くなるのがデメリットと言えます。
■うつ伏せ
うつ伏せで寝ると、内蔵がお腹側へ落ち込むため、あまりおすすめしません。
また、体が反るために腰への負担が高くなり、腰痛の原因となる事も。
■右向き
右向きで寝ると、胃から腸へのつながりが自然になるので、消化器系にやさしい寝方と言えます。
内蔵の中で最も思い肝臓が下になるので、内蔵にとっても自然です。
特に胃など消化器系に不安のある方は、右側を向いて寝ると良いです。
デメリットは、動脈のある右側が下になってしまうため、血流の流れ的には良くないと言われています。
■左向き
左向きに寝ると、朝方寝起きが良くなったという人は多いです。
実は体の左サイドはリンパが優勢なサイドなので、左を下にすることで老廃物を効率的に濾過し、疲労物質が分解されやすくなるからと言われています。
ただし、肝臓が上にくるため内蔵を圧迫し、心臓への負担が大きくなる可能性はあるでしょう。
■結論
どの寝方もメリットとデメリットがあるので、好みの問題とも言えます。
また、寝ている間は20回以上は寝返りなどをうつのが普通なので、寝始めの寝姿勢は就寝中に変わっています。
したがって、寝始めの姿勢だけは、寝付きが良くなると思われる姿勢を取っておけばよいのではないでしょうか。